奇襲戦法的なものをやられて対策がわからず困った、という経験は将棋をやっている以上全員が通る道ではないかと思います。今回は実際に僕がやられて困った戦法をランキング形式で紹介していきたいと思います。皆さんがやられたくないのはどの戦法でしょうか?

第5位 端角中飛車

端角中飛車は下図のように角を13の地点から中央に利かす中飛車です。将棋クエストで高頻度で見かけますが将棋ウォーズではなかなか見かけることは少ないように思います。僕も小学生のころにリアルでやられてボコボコにされたトラウマがあります。ただその時は駒組も無造作だったなと思うところがあり、注意をして駒組をすれば一気にボコられることはないと思います。なので僕的な順位は少し低めです。
端角中飛車対策はこちら→端角中飛車の対策 
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第4位 嬉野流

嬉野流は嬉野氏が開発した有名な奇襲戦法ですが意外と対策を知らない方も多いのではないでしょうか。僕はユーチューブなどの対策を見よう見まねでやっていました。しかし、嬉野流は「嬉野流」だけでひとくくりにしていいのかと思うほどパターンが多く、奥深いです。なので一朝一夕で身に付けたような浅い対策では対処できないことも多いです。ネット将棋などではやられることも多いので、自分の中に最低限の方針を持っておかないと短時間の将棋ではキツイと思います。僕はいつの間にか角頭を責められていたり銀が死んでいたりします☆

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第3位 筋違い角

筋違い角が堂々の第3位。この筋違い角は角を交換し▲45角と打って歩をかすめ取る戦法です(言い方は悪いものの事実です)。この戦法のうざいポイントは後手番で角道を開けたら確実にこの戦法をやられてしまうこと。この戦法が嫌いで後手番で角道を開けない!という方もいるかもしれません。そこまででなくとも、相手の得意戦法が筋違い角となっていたら、少し角道を開けるのを躊躇するでしょう。最近は羽生先生の対策が有力でプロ棋界で指されることはなくなりましたがネット将棋では依然として多く、頭を悩ましている人も多いのが現状です。
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筋違い角の対策はこちら→筋違い角対策

第2位 袖飛車

マイナー戦法である袖飛車が2位にランクイン。袖飛車はプロの公式戦でも採用されたことのある有力な戦法ですが、知名度が低いためまったく対策を持っていない方もいると思います。ただ無難に駒組みすれば個人的にそこまで序盤で劣勢に追い込まれることは少ないです。それでも経験値の差はありますからね~。ここで紹介しているすべての戦法に言えることですが、互角だとこちらが指し慣れていない分少し苦しくなってしまいます。僕も実際に優勢の局面から逆転されたりいつの間にか駒が取られたりします☆
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第1位 アヒル戦法

名誉ある?一位に選ばれたのはアヒル戦法です。これは個人的に一番嫌いです。今まで序盤で形勢を良くできた記憶がありません。大体こちらに不利な形で大駒を交換され自陣を荒らされます。そのあと力でまくって勝ったことしかないです。プロ棋士はやらないので欠陥があるのだと思いますが攻略の仕方はいまだにわからないです。いつかアヒルをおいしく食べられる日は来るのでしょうか…本当にア〇ルを開発するのやめてほしかったです。

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今回は、僕的にやられてうざい戦法を紹介しました。ただ、それは僕個人の感想ですし、これらの戦法を使う方を貶める意図はありません。戦法の問題というより研究していない自分の問題という側面も結構ありますし。もししこんなことを記事に書いて、数年後これらの戦法が覇権を握るようになったら僕はどんな責任を取るのでしょうか(笑)。それでは皆様の将棋ライフに幸あれ!